聖マリアンナ医科大学専門対策

偏差値が届いていなくても、聖マリアンナ医科大学に合格ができる理由

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聖マリアンナ医科大学　入試問題の特徴と傾向

• 英語

  

  出題内容が頻繁に変わる大問3,4に注意

  聖マリアンナ医科の英語の大問3、大問4の文法問題は、出題内容が頻繁に変わります。短文完成が出題されていた年もありましたが、近年では同意語句や誤文訂正の問題が出題されています。2016年度では、これまでの文法・語彙に代わり会話文が出題されました。

  また長文読解が2題出題され、長さはどちらも600語前後と中程度です。記述式の問題が出題される特徴があります。2016年度を例にすると、「～とはどのようなものか、説明しなさい」「～はどのような具体例が示されているか説明しなさい」などといった説明問題が3、4問見られました。

• 数学

  

  他の大学ではあまり見られない分野からの出題に注意

  聖マリアンナ医科の数学は、小問集合が増加傾向にあることが1つの特徴です。大問1は必ず3～5問の小問集合が出題されます。大問では「数列」「ベクトル」「微積分」が頻出となっているほか、2016年度は他大学医学部ではみられない「集合と論理」の証明が出題されました。また、2014年度には「三角比」「二次方程式」など、他の大学ではあまり見られない問題が出題されています。

• 化学

  

  化学は有機分野の対策が有効

  聖マリアンナ医科の化学は、有機分野からの出題が比較的多く見られる特徴があります。中でも糖類やタンパク質などの「天然有機化合物」の問題は毎年のように出題されているため、対策を怠らないように気をつけましょう。

  もう1つの特徴として、論述問題が毎年出題されることが挙げられます。具体的な字数指定はなく、1行から数行以内で説明する形式です。論述問題は過去問と同じ題材が使われることも多いので、過去問対策が効果的でしょう。

• 物理

  

  波動の分野の比重が大きい年度が多々見られる

  聖マリアンナ医科の物理は、「総合」の小問集合で出題範囲全分野をカバーする出題があります。

  過去5年の出題を見ると、「熱力学」では比熱、熱容量、熱量保存則、ボイル・シャルルの法則などが比較的多く出題されることが分かります。ポアソンの式を用いて断熱変化を考察する問題や、気体の状態変化をグラフで考える問題も出題されました。

  また、「波動」の分野は年度によっては比重が大きいことがあるため、注意が必要です。さらに「電磁気」では、論述・描図問題が出題されることがあるため、過去問をしっかりチェックしておきましょう。近年では、コンデンサーの問題が多く出題されている傾向にあります。

• 生物

  

  記述と描図問題の対策が必須

  聖マリアンナ医科の生物の特徴は、字数指定のない記述問題と、例年1題以上出題される描図問題です。

  記述問題には、用語や名称を空欄に記述するパターンと、「～について説明しなさい」「理由を述べなさい」「判断の根拠を述べなさい」などといった文章で記述するパターンがあります。時折、「10字以内で」「1行で」といった指定もありますので、常に簡潔に説明する論述練習を心掛けておきましょう。描画問題は、グラフに実線を書き込むものや、細胞などの図を描き説明するものなど多岐に渡ります。

  医学部入試ではどの大学でも、医学に密に関連する分野が好んで出題される傾向にあります。聖マリアンナ医科大の場合も例外ではなく、「体内環境」「進化・系統」の分野の出題率は他の分野に比べて高いです。人体の部位の名称は書けるようにするだけでなく、カラー資料集などを活用して位置を確認し、機能についても述べられるようにしておくと良いでしょう。

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